コナモザイク No. 007

たかきび団子

名称 たかきび団子
よみがな たかきびだんご
本 籍 地 不明(愛知県?)
分  類 食品界 粉モン門 たかきび粉網 和食目 ○○科 ○○属 団子種 たかきび団子
分  布 不明
形  状 平たい団子状
コ ナ 種 小麦粉、じん粉(浮き粉)たかきび粉
製  法

たかきび粉とうるち米の粉を水で練る。粉の割合は、ほぼ同量。たかきび粉が多いとあくが強くなり、食べづらいという人が多いが、素朴で懐かしい味だという人もいる。
粉はよく練って、耳たぶくらいの柔らかさにする。もち粉を使うと、より柔らかい団子になる。薄いピンク色が美しい。
直径3、4センチの団子に丸め、指先できゅっと押して平たくする。
煮え立った熱湯に入れ、浮き上がってきたら穴あきしゃもじで、ボールに掬い取る。

構  成 たかきび粉、うるち米の粉、水
食 し 方 黄な粉をまぶしたり、ぜんざいに入れて食す。特にぜんざいは、ふわっとした食感が抜群。あずきの汁と溶け合って、米の粉だけの団子より数倍おいしい。油で揚げたり焼いたりして、しょうゆをつけて食べてもいい。
な か ま きび団子、そば団子など
解  説

たかきびは、昔は山村のあちこちで作られていた禾本科の植物。中国名はコウリャン。愛知県豊田市稲武地区(http://www.inabu.jp)では、昭和20年代のころまで、一般の農家で赤い実のもち系のたかきびを栽培していました。実は粉にして団子にし、実をとったあとの穂と茎でほうきを作り、赤い殻は、煮出して、その赤い汁で1年分の家族の箸を染めたといいます。箸は竹製で、たいてい、家族全員で作りました。
たかきび団子のぜんざいは、大人の小腹ふさぎや子供たちのおやつでしたが、小豆のぜんざいにはめったにお目にかからず、たいていは、かぼちゃ汁粉だったそうです。「あれはまずかった。いまさら食べたくはない」と言う老人もいます。
稲武町では、昨年「たかきびの会」が誕生し、栽培を復活させました。会では、たかきび粉を、団子だけではなく、クッキーやパンなどに幅広く応用できないかと、研究・活動しています。粒のままの料理や、ほうきづくり、すだれづくり、殻での草木染めも試みています。たかきびの殻で染めた布は、茶系のピンク色になります。


   
   
同定者:村田牧子
2003年12月28日現在


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